株式会社東京設計事務所と国立大学法人一橋大学大学院と中部電力株式会社および湖西市は、全国初となる水道の時間帯別料金(オフピーク料金)を通して、水道の使用行動の変化やその要因、また、利用者の意識変化などを検証するため、産学官が連携協力し、調査・研究に取り組んでいくこととする共同研究の契約を締結いたしました
近年、家族形態の生活変化や、時差出勤・リモートワークやIoT家電の普及などにより、ライフスタイルの多様化が進む中、水道や電気などの生活インフラの使用形態も変化してきていると思われます。
しかしながら、これまで水道の使用量は、時間毎による詳細な使用データを把握することが不可能であったため、生活行動の変化による水道使用量の変化に加え、料金変動や電気使用などの外部要因による変化に対する検証や分析等は行われていませんでしたが、現在、急速なIoT技術の発展により、水道や電力スマートメーターによる自動検針の技術が確立され、1時間毎の使用データを取得することができ、様々な視点や項目などからの分析・検証が可能となってきております。
このため、湖西市、一橋大学大学院、中部電力㈱、(株)東京設計事務所では、利用者がライフスタイル・料金に応じて水の使用時間を選択できる時間帯別料金体系の構築を目的に、水道料金による利用者の使用行動・意識の変化や要因、また、生活インフラである電気使用との関係性などの分析・調査等を行うため、産学官が連携協力した共同研究を取り組んでいくことといたします。
研究題目:「弾力的な水道料金における使用水量等への影響」
令和5年4月1日から令和9年3月31日まで