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水コンサルタントとは
建設コンサルタントが扱う分野は、河川・ダム、道路・橋梁、鉄道、港湾、空港など社会インフラを中心に様々です。その中でも上水道や工業用水道、下水道といった「水」分野に特化したコンサルタントを水コンサルタント(水コン)と呼んでいます。
水は私たちの暮らしに必要不可欠な資源です。誰もが安心・安全な水にいつでもアクセスできるように、水コンサルタントは上下水道事業を担う国や自治体のパートナーとして、水インフラを支える重要な役割を担っています。
コンサルタントの立ち位置
上下水道のような公共性の高い施設の整備は、一般的に事業主体となる国や地方自治体、私たちコンサルタント、工事を担うゼネコンやメーカーなどの施工業者の三者が中心となって進められます。
コンサルタントは事業者に対して調査・計画・設計をはじめとする様々な技術サービスを提供し、工事の段階では事業者の立場から施工業者の仕事を監理します。
業務の流れ
上下水道事業の最初から最後まで、全ての段階で水コンサルタントが関わっています。
水コンサルタントの新しい役割
上下水道施設の調査・計画・設計・工事監理を担い、水インフラの普及改善に貢献することは今も変わらず水コンサルタントの主要な業務ではありますが、昨今、上下水道事業や水環境を取り巻く状況は大きく変化しており、水コンサルタントに求められる役割は多様化してきています。
より詳しい業務内容については東京設計事務所のHPをご参照ください。
事業案内(東京設計事務所)環境・エネルギー
サステナブルな社会の実現に向けて、水コンサルタントは上下水道施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの利用による温室効果ガスの削減、下水処理水や汚泥の資源化利用による廃棄物の減量を提案しています。
官民連携
近年、施設の老朽化や人口減少、地方財政の悪化を背景に上下水道事業における官民連携が推進されています。水コンサルタントは自治体・民間企業の両側からPPP/PFI手法の導入を支援することで、上下水道事業の安定経営に貢献しています。
防災・減災
災害大国日本では、大規模地震や集中豪雨により上下水道施設がしばしば深刻な被害を受けます。水コンサルタントは耐震化計画や耐水化計画、浸水対策計画の提案などを通して、ライフラインである上下水道を災害から守るサポートをしています。
情報・DX
上下水道事業の効率化や高付加価値化においてデジタル技術の活用は不可欠となっています。水コンサルタントは、ICT・IoTを活用した施設情報の管理や、BIM/CIMの導入を通して上下水道事業のスマート化を提案しています。